近代/現代美術を同じテーマで展示構成する画廊企画の第4弾。
「風景・静物」を描きながら実在するものかどうかわからない情景。
手法も世代も異なる5作家の、最新作を含む作品を厳選してご紹介致します。
「ふたつの壺」 2003 油彩 60.6×72.7(F20)
赤穴 宏 │ 1922~2009年
根室市生まれ。 目黒で永眠。
猪熊弦一郎に師事し新制作派協 会展出品。
初期は竣介風の風景画、1950~60年は日本を代表する抽象・アンフォルメル作家として活躍、70年~具象、主に静物画を描く。
千葉大、武蔵野美術大学教授歴任。2005年中村彝賞。
個展:北海道立釧路芸術館、不忍画廊、東京画廊 他
収蔵:東京都現代美術館、目黒区美術館 他
「秋の雷鳥」 2000 リトグラフ 25.5×37.5 ed.20
門坂 流 │ 1948~2014年
京都市生まれ。 町田で永眠。
独学で習得したエングレービング 技法(銅版を直接、鋭い刃先のビ ュランで彫る最古の銅版画)の第 一人者。
イラストレーターとしても著名で、有名作家の小説・エッセイ・文芸文学書籍表紙を100冊以上担当した。
個展:町田市立国際版画美術館(多数収蔵)、不忍画廊、青木画廊、ガレリアグラフィカ 他
「silence on scratces」 2021 グラファイト、紙 27.5×22.5×2
田沼利規 │ 1986年〜
東京都生まれ。
多摩美術大学で銅版画を学び、個展を中心に絵画・版画作品の発表を重ねている。
個展:2021年「temper」TAKU SOMETANI GALLERY、2020年「WAX WORK SITE vol.17」gallery砂翁、
2018年「肌─理」gallery福果、2016年「環─還」O-galleryなど
収蔵:町田市立国際版画美術館、多摩美術大学美術館、ノヴァスコ シア美術大学、あきる野市、大野城市
「静物」 2020 コットンキャンバス、水彩 45.5×45.5(S8)
藤沢康人 │ 1979年〜
香川県生まれ。 愛知県立芸術大学大学院油画専攻卒。
赤青黄の水彩を薄く塗り重ね綿布に描く。
個展:2018年「街と絵と。」江古田界隈、2019年「Independent Tokyo」浅草橋ヒューリックホール 〈KIDO Press賞〉、2020年「SICF」 スパイラル、2020、2021年「gift」不忍画廊 他
「(21-8) 冨嶽三十六景 凱風快晴 (R)」 2021
ポリコートパネルに印画紙、樹脂、パール顔料、インタリオ・オン・フォト、パールペイント 25.7×38 ed.2
山田純嗣 │ 1974年〜
長野県生まれ。愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。版画、写真、
立体などメディアを横断した制作のプロセスの中から「絵画」の本質を問う作品を制作している。
個展:不忍画廊、日本橋高島屋美衛画廊X、AIN SOPH DISPATCH一宮市三岸節子美術館、はるひ、美術館他
収蔵:東京ステーションギャラリー、愛知県美術館、名古屋市美術館他
-山田純嗣 関連企画3都市(東京・名古屋・大阪)同時期開催-
不忍画廊(東京|10/2〜23)
アイン ソフ ディスパッチ(名古屋|10/2〜23)
TEZUKAYAMA GALLERY(大阪|9/17〜10/16)
オンライン展覧会開催中。