門坂流へのオマージュⅡ 多賀新

オジビ・ピーク(屋久島) 2015 鉛筆、着彩、ケント紙 200x280mm

【コメント】

門坂氏との出会いで印象深いのは、山と渓谷社から絵描きが登山をし、「体験の絵」を描くという話があってからである。還暦から始めた登山。主な霊山を共にし、いつも二人は遅れ、オジビ仲間についていくのがやっとであった。10年間のすばらしい山友であったが突然彼は逝ってしまった。それ以来、登山への情熱が少しづつ薄れて行く。残念で寂しいが屋久島・宮之浦岳(1936m)縦走がオジビの最高の思い出として今も大事にしている。