門坂流へのオマージュⅡ 釣谷幸輝

lost  2018 メゾチント、雁皮刷り 100x100mm ed10

【コメント】

門坂氏と初めてお会いしたのはもうかれこれ10数年も前になるかと思う。ちょうど作家生活を続けていくべきかどうか悩んでいた頃だったが、家族を持ちながら飄々と制作に没頭する門坂氏を見て、なんとなく勇気付けられた記憶がある。職人肌でありながら、誰とでも分け隔てなく接してくださるその人柄に、人徳の高さを感じたものである。