【京都市美術館 PAT in Kyoto 〜4/1 迄開催】
当画廊からは山田純嗣、池田俊彦の2名が推挙、出品されております。
3年に一度開催の京都版画トリエンナーレPAT in Kyoto初日行き。
山田純嗣(推薦者 名古屋市美術館 竹葉丈氏)が推薦出品され《ニッシャ賞》を受賞しました。
日月山水図屏風をモティーフにした完成作と、制作過程でもあるドローイング、オブジェを一緒に展示する初の試み。
ドローイング細部に登場するアニマル達は完成作ではエッチングのグレー線と樹脂によるマティエールで細部はみえなくなり、作品が完成する事で制作過程だったドローイングが、独立した作品として成立する面白さを今展示で発見しました。
山田ファン必見の展示です!
池田俊彦は 中林忠良氏による推薦で出品しております。展示風景の撮影が(許可頂いてます)目的ですが、京都在住の木口木版画家 二階 武宏を紹介したいと思ってました。同世代の二人はデビュー当初、同時期に受賞しながら交流がなく初顔合わせとなります。
1年以上かけて出来上がった新作大作を中心に展示され、インスタレーションが多い今展示の中で、全面雁皮紙に刷られた「これぞ銅版画!」と言うべき池田作品は歴史ある美術館の建物内装とも一番しっくりしていました。