八重洲から、日本橋へ(2012年7月~9月)

「2012年7~9月」
ビル建替えに伴い八重洲から日本橋へ移転。
約40年、このビルで一番古い会社でもありました。

「東京駅八重洲北口」
奥の高層ビルには大丸東京店が入っていて東京駅八重洲北口に繋がっています。

「最後の撮影」
とある美術館からの依頼により、引越し直前に八重洲・不忍画廊の入口を撮影。

「7月~8月」
およそ40年間の作家・展覧会資料。1ヶ月かけて作家ごとにケースにまとめる。

新ギャラリーで使用するかも・・・倉庫奥から出てきた鉄の看板枠、板、本棚等を塗装。
細かい資料整理の合間での塗装作業は意外と集中、ストレス発散出来ます。

「35年程前の看板!」
1970年代上野池之端近くで「不忍画廊」、八重洲で「ステーションギャラリー」
2店舗を営業していた時代がありました。
倉庫の奥の棚の上から昭和時代を感じさせるレトロな看板が出てきました!
・・・これも捨てられません。

 

「8月、内装工事スタート」
新ギャラリーの内装が始まりました。柱には内装図面と職人さんたちへの指示書。
プロフェッショナルな方たちの仕事のプロセスを垣間見るのは大変勉強になります。

「2.95mのアルミ柱」
新ギャラリーの壁面の中には2.95mの軽アルミ柱が入ります。
小さなエレベーターに乗らない為、作業する職人さんたちが真夏の階段を4Fまで手持ちで運びました。
猛暑の今夏、本当にご苦労様でした。

「50年前の梁」
新ギャラリーが入るビルは不忍画廊と同い年(1960年)吉村順三設計事務所によるものです。
天井高確保の為開けて頂いたところ、趣のある当時の梁が出てきました。そのまま残すことにしました。

図面ではわかっていたつもりですが、現実に形になってくると図面よりずっと良いです。

「名刺1枚の隙間」
ギャラリーは木の床、季節によって温度や湿度が違う為伸縮するので床の木片の間には
名刺1枚分の隙間が空いています。

「8月末、新ギャラリー完成!」