集治千晶 個展|Chiaki Shuji Solo exhibition “Hybrid of the Girl’s Icons” + Chiaki’s Shop

会期:2018.10.9 (火) ~27 (土)  月曜休廊 11:00-18:30

作家在廊日:10.9火|13土|14日|20土|21日|27土

カラフル&ポップな画面の中にも艶やかさや妖しさを感じさせる銅版画で独自の世界を拓いてきた集治千晶。
「女子が言う『可愛い・綺麗』の中には、とてもエロティックであったり、暴力的な要素やゾッとするシュールな感覚もあったりして、自身の中にも同じような感覚があることに気付かされる毎日です」と作家が語るように、その制作には、女性が生きていく上での「業」や「性」についての深部へ迫ろうとする姿勢が一貫する。近年は銅版画のみならず、様々な手法を柔軟にとりこみ、多彩な展開をみせる。
本展でも銅版画、水彩画、ガラス絵、モノタイプのほか、新たに「人形」をとりいれたオブジェ作品を発表、 大小50点ほどを展示。さらに小展示室では自身の楽しみとして制作してきたアクセサリーも。「乙女のハイブリッドなイメージ」を会場いっぱいに展開する。

『月刊美術』2018年10月号より 文:下川拓郎

 

 

Hybrid of the Girl’s Icons―Flying Eyes― 2018年 42.5×33.5cm 水彩、鉛筆

 

 ネオ・カチーナ・ガール 2018年 各50×13.5cm ミクストメディア(銅版画、ガラス絵、粘土etc.)

 

〈集治千晶プロフィール〉
1973 京都生まれ|京都精華大学版画専攻卒|京都市立芸術大学大学院絵画専攻版画修了|1998第4回さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ《富士通賞》|2000クラコウ国際版画トリエンナーレ(ポーランド)|2001日本・ブルガリア現代版画展(ブルガリア国立ギャラリー)|賞揚日本‐過去と現在展(ロイヤル・アルバート美術館・イギリス)|2003池田満寿夫記念芸術賞《佳作》(東京・大阪)|2005《京都市芸術新人賞受賞》|2010「花から花へ 交換のかたち(京都市美術館)|2013静かな詩情 銅版画の色と光(町田市立国際版画美術館)|2014浜松市美術館版画大賞展《静岡放送賞》|2017てらおなみ・集治千晶 二人展(乙画廊/乙女屋/珈琲・書肆アラビク…大阪三か所同時開催)|秋彩乱舞 池田満寿夫×集治千晶展(パークホテル東京25F・31F)他多数
個展|佐藤美術館・不忍画廊・シロタ画廊・ギャラリーしらみず美術(東京)、番画廊・山木美術(大阪)、高島屋京都店 他多数
パブリックコレクション|京都市美術館、兵庫県立美術館、佐藤美術館、町田市立国際版画美術館、コロラド・カレッジ(アメリカ)、ブルガリア国立ギャラリー、ソウル市立美術館、京都銀行 他多数