母校にギャラリーがオープン

2012年7月、母校である長野高校旧木造校舎(現:金鵄(きんし)会館)に池田満寿夫ギャラリーがオープンしました。

小部屋への入口仕切り色「黒/赤/青/黄」は、おおむね4つの時代をイメージする色です。
各小部屋へ導く廊下と写真奥の「黄色の部屋」は、1980年代から1990年代・絶作まで、
女の顔の銅版画や明るい色調のリトグラフで構成・展示されています。

「青の部屋」アメリカで制作した時代の作品を展示、
「赤の部屋」はベネツィア・ビエンナーレ展《版画部門大賞》を受賞した頃の作品を、主に展示しています

↓ 「黒の部屋」アーチストとしてまだ成功する前(1950年代)、青春時代の貴重な詩や、水彩画などを展示しています。

篠田正浩監督による映画『美しさと哀しみと』(原作:川端康成)の中で劇中画として登場した大作(一部分)も「黒の部屋」に展示されています。

 

1939年に竣工された金鵄(きんし)会館は、時代性を物語る建物として国の登録有形文化財に指定されました。

↓ 格子状に作られた下駄箱

↓ 幅の広い大きな階段、高校生時代の池田満寿夫が降りてきそうです。

↓ 70年以上生徒たちが踏みしめた廊下の先に池田満寿夫ギャラリーがあります。

[5]番の教室が池田満寿夫ギャラリーです。

*初期(1950年代)~最晩年(1997年)までの60余点を展示しています。
問合せ先=金鵄会ホームページ http://www.kinshi.org/kinshikai/contact.htm

 

<池田満寿夫作品 常設展示館>
◎池田満寿夫美術館(長野県松代市)http://www.ikedamasuo-museum.jp/
◎池田満寿夫記念館(静岡県熱海市)http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=633
◎池田満寿夫 創作の家 (静岡県熱海市)http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=636