「名作のアニマ  駒井哲郎・池田満寿夫・北川健次によるポエジーの饗宴」 会場風景

北川健次
今年は個展、詩画集刊行が続き多忙な北川健次氏ですが、1ヶ月程の制作期間で30点の新作コラージュを制作。


右手前の作品はDMに使用した新作コラージュ


今展は北川氏の要望により13点の代表作と、
20代前半に最も影響を受け交流もあった池田満寿夫、駒井哲郎の作品を対峙させる展示となった。


第二会場となったviewing room。
2012年福井県立美術館での「北川健次展」に出品した作品と同構図の3点(ミクストメディア2点+オブジェ1点)

池田満寿夫
西脇順三郎池田満寿夫 詩画集『トラベラーズ・ジョイ』
9点の銅版画と、別色で刷られた9点の銅版画+詩、計18点にも及ぶ詩画集。
20年前から画廊所蔵であるが、今展開催にあたり北川氏からの要望で全作品の初めて展示する事が出来た。


『トラベラーズ・ジョイ』の全てのデザインは池田の友人でもある著名なデザイナー勝井光雄氏が担当。
(勝井氏はその後も度々池田満寿夫に関する作品集装丁デザインを担当している)

駒井哲郎

駒井作品の中での隠れた名作、上図「果実の受胎」1959年作、下図「鳥と果実」1959年作。
特に「果実の受胎」は1994年に埼玉県立近代美術館で開催された
『果実の受胎 駒井哲郎と現代版画家群像』の企画展タイトルにもなった名作。
この展覧会に参加・出品していた事で北川健次作品を初めて知る事となった。