戦後まもなく待ちにまった、 文化の光がそそぎこむ時代に入った。 まず飛びこんできたのは、 あのカストリ雑誌というエロチズムだった。 私はマセた子供だったと言われるかも知れないが、 その時の胸の高まりは忘れられない。 成田朱希さんの絵をみて、そんな気持になった。 それどころかますます高貴なエロチズムに輝きを放っていく。 この輝きを浴びる私は幸せそのものである。
美術家 秋山祐徳太子