秋山祐徳太子: 2014年 不忍画廊個展に寄せて

戦後まもなく待ちにまった、
文化の光がそそぎこむ時代に入った。
まず飛びこんできたのは、
あのカストリ雑誌というエロチズムだった。
私はマセた子供だったと言われるかも知れないが、
その時の胸の高まりは忘れられない。
成田朱希さんの絵をみて、そんな気持になった。
それどころかますます高貴なエロチズムに輝きを放っていく。
この輝きを浴びる私は幸せそのものである。

美術家 秋山祐徳太子