結城泰介(銅版画家)
「風の棲処」 草むらに蜻蛉が2匹。 左上の蜻蛉は、脱皮をして今正に大人の仲間入りを果たそうとする若い蜻蛉を迎えに来ているのだろうか。 場面である草原はまるで異界の様な幻想感がある。約2万個の眼からなる彼らの複眼に映る世界は、この様に美しいのかもしれない。 「細部に神は宿る」という言葉が今最も当てはまる作品だと思う。
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