5/11 パフォーマンスイベント

5/11(土)17時より、映像作品を使用したパフォーマンスイベントを開催しました。詩人の小川英晴さん、フラメンコダンサーの工藤朋子さん、ダンサーの山本かおりさん、そして、メゾソプラノ歌手の波多野睦美さんにご参加いただきました。

イベントは小川英晴さん、工藤朋子さんからスタート。映像作品「Arbor Vitae」の「Intangible」「Incidence」の章にあわせて、小川さんがこの日のために書き下ろした詩を朗読し、工藤さんがフラメンコを披露しました。次に山本かおりさんが「Emanation」の映像にあわせてダンスを踊り、最後は波多野睦美さんによる歌と「MemoryⅡ」の映像のコラボレーションが行われました。予定していたパフォーマンス終了後には、ご来場いただいていたシンガーソングライターの深水郁さんに映像にあわせた歌を歌っていただくなど、非常に盛り上がったイベントとなりました。
会期終盤の5/24(金)、5/25(土)には、17時30分頃より映像作品を上映するイベントを行います。(映像作品のみとなります)

イベントの映像

波多野睦美さんのパフォーマンス

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小川英晴さん、工藤朋子さんのパフォーマンス

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山本かおりさんのパフォーマンス

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深水郁さんのパフォーマンス

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波多野睦美 (はたの むつみ) メゾソプラノ歌手。宮崎県生まれ。
宮崎大学卒業後、英国ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー。国内外で多くのコンサート、音楽祭に出演。バッハ、ヘンデルなどの宗教作品のソリストの他、日本、英国の近現代歌曲にも積極的に取組み、鋭敏な言語感覚、魅力的な人物像の表現と心安らげる声で聴く人に深い印象を刻む。間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、サイトウキネン武満徹メモリアルコンサート、水戸芸術館での高橋悠治の肖像に出演するほか、NHKニューイヤーオペラコンサート、名曲アルバム、BSクラシック倶楽部、NHK日本の叙情歌、題名のない音楽会等の放送に出演。1990年からリュート奏者のつのだたかしとリュートソングのデュオを組んで活動している。CD録音として「ダウランド歌曲集・優しい森よ」「パーセル歌曲集ソリチュード」など古楽器との共演による数多くの作品のほか、高橋悠治との共演で「ゆめのよる」および「猫の歌」を発表、高い評価を得ている。
現在、音楽評論誌「アルテス」にて、エッセイ「うたうからだ」を連載中。

小川英晴 (おがわ ひではる) 詩人。東京都生まれ。祖父は童話作家・小川未明。
1978年詩集『予感の猟場』『夢の蕾』を同時刊行。以後、著者に『創世記』『誕生』『死者の書』『いのちひかる日』等の詩集20冊。他に評論集『ポエジー』、編纂書『芸術は生動す-小川未明評論・感想選集』や各界のアーティストとの座談会集『芸術の誕生』を刊行。詩や音楽、美術、フラメンコなどの評論活動も幅広く展開。自らの詩を原作とする交響曲カンタータやフラメンコが各地で開催される。
「月刊ギャラリー」に<小川英晴のアート縦横>を連載中。
現在、『詩と思想』編集委員。日本詩人クラブ理事。小川未明文学賞委員会委員・選考委員。

工藤朋子 (くどう ともこ) フラメンコダンサー。青森県五所川原市出身。
日本フラメンコ協会主催新人公演の「バイレ・群舞」部門にペアで出場し、最優秀賞とされる奨励賞を取った。2006年、08年も新人公演で最高賞を獲得、新人賞3冠を達成。
★出演のお知らせ《赤いろうそくと人魚‐生誕120年。童話作家・小川未明の世界》 ゲスト:小川英晴
2013年5月30日(木)、31日(金)、6月1日(土) 会場:MUSICASA(代々木上原)
お問合せ:ムジカーザ T:03-5454-0054 F:03-5454-0053

山本かおり (やまもと かおり) ダンサー。
東京女子大学卒。4歳よりクラシックバレエや創作舞踏等を習う。その後ストリートダンスに出会い、自然発生的に人々が集まるサイファーで踊り合い交わる中、脳の感覚と身体が繋がる踊りを知る。自身の生きている日本のミックスカルチャーにあるズレと対峙し昇華させるべく、”no love, no dance”の精神で映像、楽器等、ジャンルレスなセッションや、即興を主とした発表を続けている。横浜DanceDelight特別賞受賞。

深水郁 (ふかみ あや) シンガーソングライター。福岡県生まれ。
オリジナルのピアノと歌で活動を拡げているシンガーソングライター。どこか懐かしく限りなく新しい曲想でクラシックピアノや、コンテンポラリーダンスなど、多分野のアーティストとコラボレーションを行っている。