集治千晶個展 Happy Cemetery

「フラワーベース」 2020 水彩 他 530×455mm

会期日時:2020.3/13(金)〜28(土) 月祝休廊 11:00〜18:30

不忍画廊において、「集治千晶個展 Happy Cemetery」を開催いたします。
新作を含むこの20年間に制作した節目の作品を織り交ぜ、平面・オブジェなど約40点ほど展示いたします。
また、小展示室にて「Chiaki’s Shop」もオープンいたします。
グッズ、アクセサリー、小作品など、作家ならではのクオリティの高い手仕事の作品が並びます。
さくら通りに面した小展示室から見下ろす満開の桜も、ぜひ展示と合わせご高覧下さい。

– Happy Cemetery -について-

この文章を書くに当たり、少しばかり人生を振り返ってみる。幼少時代~青春時代…そして20代と、恥ずかしながら大した内容は思い出せず、
恐らく私にとってさほど大きな疑問を抱く対象を見つけることも無く過ごしてきたように思う。そのまま深く考えずに生きていたが、
17年程前にひょんなことがきっかけで人生が終わりかねない程の大きな衝撃を受け、生死の間を彷徨うことに。
そんなある日、自身の存在意義を深く求めること自体に意味が無いことに気付いて一気に呪縛から開放され、闇から復活する。
私は何かに施された装飾のようなもの。有っても無くてもよい、とてもキッチュな存在。そう考えると取り巻く世界がキラキラしだした。
生きること、死ぬことに深い意味はない。だからこそ私はそこに装飾を施したくなる。人が人らしく、私が私らしくあるために。
その形の一つが「Happy Cemetery」。カラフルでキラキラした私の理想の墓地。

集治千晶

 

集治千晶|Chiaki Shuji 
1973京都生まれ/京都府在住
1998京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画修了
2005京都市芸術新人賞受賞
2003池田満寿夫記念芸術賞《佳作》(洋協アートホール/東京、大阪現代美術センター/大阪)
版の思考・版の手2003(愛知県立美術館/名古屋)
2004個展(シロタ画廊/東京)’06,’07,’09,’13
2018個展(不忍画廊/東京)’20
2020ビクトリーブーケ展(佐藤美術館/東京)
収蔵:京都市立芸術大学芸術資料館(京都)、京都市美術館(京都)、佐藤美術館(東京)、ブルガリア国立ギャラリー、町田市立国際版画美術館、
State Gallery Banska Bytsrica(スロバキア)、須坂版画美術館(長野)、兵庫県立美術館 (兵庫)、浜松市美術館 (静岡)、ソウル市立美術館(韓国)他

 

Artist booklet vol.12 集治千晶 『Happy Cemetery』 B5版カラー24頁
¥1000+tax

★★Art Scenesサイト内にて一部作品を販売しております。

 

 

同時開催:開廊60周年企画|シノバズクロニクルmini「 Masuo Ikeda “collage”」

池田満寿夫 「清談」  1968  コラージュ、墨、インク  230×165㎜

コラージュ作品を発表する集治展(池田満寿夫記念芸術賞|2003年・佳作賞受賞)会場の一壁面を使って、
近代と現代を繋ぐ “シノバズクロニクルmini” として企画致しました。
同時開催:を開催いたします。池田満寿夫の1960年代のコラージュ作品の展示となります。