代表作「出獄の日のO氏」(長野県信濃美術館所蔵)を出品した「没後50年 林倭 衛展」(1996)以来、当画廊では二度目の遺作展となります。今展は※長女・聖
子さんがずっと大事にされていた十数冊の画帖(スケッチブック)を初公開、一部 は手に取って見て頂く予定です。
美術関係者の間では、林倭衛=“肖像画家”(「O氏像」「H氏像」等による)と言われる事が多いのですが、自由奔放・勝手気ままに生きながら
誰からも愛された林倭衛の人間性や本質は、文人画の様な水彩・墨彩画にこそ表れていて大変に魅力的なのです。桃源世界のような絵、自由自在な線・淡彩で描いた作品など多数展示致します。