池田俊彦展 “美しい角 Beautiful Horn”
会期:2014年11月14日(金)―12月6日(土)
休廊日:日曜日、祝日
営業時間:11:00―18:30
オープニングパーティ◇11月15日(土)16:30~
作家在廊日◇11月14日、15日、22日、29日、12月5日、6日
≪対談≫ 相馬俊樹(美術評論家) × 池田俊彦 11/29(土)16:00~ ◎入場無料 |
当画廊では2009年以来、5年ぶりの個展となります。
2012年から2013年にかけて文化庁在外研修員としてロンドンにて制作された新作を中心に
銅版画とドローイングを展示いたします。
池田の描く、時にコミカルで時におどろおどろしい「老いた者」たちは
エッチングによる繊細な点描によって形作られ、観るほどに引き込まれていくような空間を持っています。
「心地よい共生」2013 銅版画 400×400mm
作家コメント
「美しい角」池田俊彦
私は近頃、人の持つ進化の可能性について考えます。それはこの世界においての生命の在り方について
思いを馳せる事と同義です。
あらゆる可能性の放出であったビックバンの延長線上にある我々生命にとって、進化とはそこに内包されなかった
全く別の何かへの可能性を研ぎ澄ます取捨選択の過程です。私はその究極の姿を老いた生き物にたくし描いてきました。
そして今彼等は次の段階へと歩みを進めます。
彼等は、洋の東西を問わず人以上を表す記号である角を頭上に掲げる事でその存在の上位性を高らかに誇示します。
人は進化しまた一歩この世界からの完全なる独立へと近づくのです。