“エチュード” 駒井哲郎と、山中現 新作展
会期:2014年7月22日(火)―8月9日(土)
休廊日:祝日・日曜日
営業時間:11:00―18:30
◆オープニングパーティ:7月26日 16:30―18:30
◆作家在廊日:7月22日、26日、8月2日、9日
駒井哲郎の緊張感のあるモノクローム銅版画、山中現の優しく抒情的な色彩木版画、
時代、手法、イメージの異なる少々異色の二人展を企画致しました。
1975年頃、すでにカリスマ的アーティストだった晩年の駒井哲郎と、
当時まだ東京芸大生であった山中さんとの束の間のエピソードをDMに綴って頂きました。
山中さんは駒井哲郎からは直接的な指導は受けなかったそうですが、
その時の一瞬の邂逅は現在(いま)も、より鮮度を増す芳醇な時の記憶として蓄積され
新たな制作へと向かう度に思い起こす無形の財産となっているようです。
今展メイン展示は駒井哲郎の3点の名作「足場」「星座」「毒、または魚」と、そのオマージュとして制作された 山中現の新作3点です。
山中さんはあえて駒井作品のイメージに近づかないようにしたそうです。
対応する作品が来廊者にも理解出来るような展示を試みました。
その他、山中現の木版画(新・近作)を中心に、油彩・ガラス絵・モノタイプなど30点、
駒井哲郎コレクション10点、合わせて40点以上の見ごたえのある展覧会となりました。
是非、ご高覧頂ければ幸いです。
<小展示室:「版画≠現代美術?」>
コレクション:池田満寿夫、北川健次、清宮質文、浜口陽三、日和崎尊夫、山口長男、山口啓介、渡辺千尋他
その他、各作家の関連書籍なども販売致します。 併せてご高覧くださいませ。
不忍画廊/SHINOBAZU GALLERY 荒井裕史
「毒または魚より、赤のかたち」(2014)250×345mm